2015年08月26日

社内でモーションキャプチャを撮ろう!(撮影編)

第1回:気軽にモーションキャプチャしたい!
第2回:社内でモーションキャプチャーを撮ろう!(準備編)

前回に続きまして、モーションキャプチャの撮影編です。
今回は新しいもの大好き!プログラマの奥井が説明致します。

●検証初日、Wii3つカメラ8台で検証を行いました。結果、
Wii.jpg
て、手が変な方向をむいてる!!何事も初めからうまくはいなかいものですね。
ドキュメント(英語)をひたすらGoogle翻訳に突っ込んで読んでみると
どうやらWiiは録画開始方向からの相対座標で記録されており、PsMoveは
北方向を0度とする絶対座標で記録されるらしい。ということで、PsMoveの方が
精度がいいらしい!はじめに読んでおけばよかった。

●検証2日目、奇跡的にPsMoveが見つかったのでPsMoveとカメラ6台で検証しました。
なぜ6台かというと、試用版では6台までしか対応してないことが発覚したからです。
Pro製品は16台まで対応しているそうです。
そして完成した前田氏Mk-IIがこちら。右手に光るPsMove!かっこいい!!
IMG_7200.JPG
この日は順調に撮影をすすめていたのですがダウンモーションの撮影時に前田氏が負傷、
床が思ったより固く膝をついた時に青あざができてしまいました。
気がつかなくて申し訳ないです。

●検証3日目、前日の反省を踏まえてマット(布団)を借りてきました。
なぜ社内に布団があるのかは深く突っ込まないことにします。
トレース処理中がこちら


完成してゲーム内のキャラクターで再生したものがこちらです


●検証結果
・光学式に比べて精度が低いためゲーム用に編集する時間がかかる。
編集作業のコストのことを考えるとキャプチャースタジオを借りたほうが良さそう。
・場所の確保が難しい。
 広いスペースが必要で常設することができないので毎回セッティングに時間がかかってしまう。
・機材がとても安いのでコストパフォーマンスがとても良い。

●まとめ
やはり新しいことにチャレンジするのはとっても楽しいです。
良いゲーム作りは良い環境からと思うので今後もいろんなことに手を出していこうと思います。

モーションキャプチャの検証はこれからも続けていこうと思います。
それではまた〜。
posted by byking at 12:17| 開発