2020年07月08日

とあるデザイナーがテレワークやってみた!

みなさま、コロナ禍のなか如何お過ごしでしょうか。
テレワークを終えて7月から社内に復帰しました
モーションデザイナーのコデラです。

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仕事の都合上、輸送している猶予がなかったので
職場復帰のときは自宅から台車で設備を運びました。
(5kmの道のりに1時間半かかりました・・・腕がもげるかと・・)
「※一般の社員は配送業者を利用してPC専用宅配にて輸送しています。」


さてさて、今回はテレワーク時に工夫したあれやこれやについて
2つの視点から書きたいと思います。

まずは【自宅で働く環境】です。

テレワークは家庭と職場の境目が無くなるということで
生活習慣のルール決めから取り組みをはじめました。
最初に自分内ルールとして、就業時間にあわせて着替えることを決め、
普段の出勤時と変わらない服装にすることで仕事としてのスイッチを自らに入れるという試みになります。
次に家庭内ルールとして、仕事場になる部屋への立ち入り禁止を決めました。
自宅には絵を描いたり撮影をするための部屋があるのですが、生活動線にはあまり干渉しない場所ということもあり、就業時間中はここを仕事場として完全に立ち入り禁止にしました。言うなれば家庭と職場のゾーニングという感じですね。

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ただし、猫だけはフリーダム。わざと邪魔しにきます・・いや、ほんと邪魔w

ルール以外のところでは作業場の環境を可能な限り快適にするというところに注力しています。

メインモニター3台、事務作業用のタブレット、画像や動画編集用の液タブ、この他にノートPC、TV、仮想デスクトップ化したOculusもあるので合計8台の画面。
この重量を支えるため天板補強用ジャッキも新たに設置。PCの切り替えにスイッチングハブを机に仕込み、スマホをアームにマウントして自作のWebカメラも作りました。在宅だからこそできる作業場の魔改造・・無駄に楽しいです。

問題が起きたのは20年くらい前に買った処分品の安い椅子。テレワーク開始から3週間目くらいまでは平気だったのですが、次第に腰痛の気配が強くなり慌てて椅子を買い替えました。出費は痛かったですが、腰の痛みは使用開始から3日ほどで改善。ほんと姿勢は大事なのだなぁ・・と実感しました。

あとは音楽を気兼ねなく爆音で流しながら作業できるので、Bluetoothのスピーカーを設置したりもしています・・とにかく自分がストレスなく楽しく作業できる環境を強く意識しました。

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次に【オフィスの見える化】です。

こちらは以前にテレワークをしていたスタッフとの経験をもとに、
プロジェクトとして在籍管理ツールを導入してもらいました。
コンセプトは「椅子から立ち上がってフロアを見回して見える風景」です。
つまり、個人の在籍状況を一瞥して把握できるようにすることで、空間的には離れていても誰がその場にいるのかがわかるという状況を作りました。これにより、
相手のレスポンスにストレスを感じることも少なくなり、スタッフの気配もなんとなく感じ取ることができるようになったので上手く機能していたと思っています。

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在籍管理に使用したホワイトボード型アプリ「ZAiSEKI」
https://zaiseki.jp/
(プライバシーの保護のため名前は消しています)
非常にシンプルで一覧性が高い点が用途に合っていて良いアプリだと思いました。


業務のやり取りとしては世間一般のテレワークと同様、
通話と画面共有さえあればほとんど問題はない印象です。
モーションデザイナーとしては身振り手振りで伝えられるはずのニュアンスを
資料化しないといけないのがちょっと手間なくらい。
ただ、実機でのプレイチェックだけは在宅では厳しく、社内のプレイチェックでもその場でのやり取りで見えてくるところが大きい業務なので、回線を繋いでプレイ環境を構築したとしても社内と同じ機能は果たせないだろうというのが実感として残りました。
こうしてみると、要点を絞って集まる機会はゲーム開発としてはやはり必要ですが、個人のルール決めとプロジェクトのルール決めのなかで解決をしていけば、
テレワークでも大抵のことは何とかなるだろうという感じです。
社会を取り巻く状況はまだまだ予断を許さない様子ですので、さまざまな勤務の
可能性については今後も考えていこうと思う次第です。

それではまた。

【おまけ】
在宅だと家から動かないくせに台所が近いのでカロリー過多になりがち。
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自粛のために買い込んだベーグルの山。冷凍して一週間で食べきっちゃう。
そろそろ減量再開しますかねー。
posted by byking at 15:45| 日記