社内勉強会に参加しました。
テーマはディープラーニングです。
バイキングの勉強会は 教師役が他の人に教える、という形式が多いのですが
今回は教師役を用意せず、興味ある人が理解した事等を共有して切磋琢磨しようという形式でした。
名前だけはどっかで聞いた事がある程度のディープラーニングでしたが、よく一緒にでてくる「人工知能」という単語に惹かれ参加してみました。

勉強会にあたり、ある程度知識の足並みを揃える為、全員で以下の本を読んで臨みました。
『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』
著:松尾 豊/角川EPUB選書
人工知能の過去と今後、何が出来て何ができないか、ディープラーニングとは何か等が一通り網羅してあります。
具体的なプログラムの実装例等はなく、人工知能を解りやすく解説した入門書のという位置づけの本です。
読んでざっくり理解したところでは、ディープラーニングとは人工知能の一種で
・人間が正解を与えるのではなく、自分で入力データの特徴を学習していく。
・既存の学習データを用いて、未知のデータの同じ特徴を分類できる。
こんな特徴を持つアルゴリズムのようです。
勉強会は、参加者が本を読んだ感想や難しかった所、それ以外で得た知識等を出し合うところから始まりました。

次にどのような利用方法があるかという話になり、主に以下の2分野の案がよくでました。
●デバッグの自動化
・画面からボタンの位置を認識選択し、自動でゲームプレイを繰り返す。
・ステージの当たり判定チェック
・テキストチェック(字句、構文チェック)
・ソースコードの静的解析
●ゲームの調整
・対戦ゲームのCPUキャラのAI
参加メンバーが全員プログラマだった事もあり、
実現できそうなもの、プログラマの作業を軽減するものが多く出た印象です。
個人的に面白いと感じたのは、良いAIとはどんなものかという話になった時
最強か、それともユーザにぎりぎりで負けるものなのではと色々意見がでた中で、
ユーザがもう1度プレイしたくなるようなAIではないか、という意見でした。
確かにユーザがもう一度プレイしてくれる、というのはAIの強さよりも絶対的な指標になります。
ひょっとしたら優秀なAIとは、プレイヤーを倒した後に煽って来るAIなのかもしれません!
今回、ざっくりとディープラーニングに触れて、今までは人がやっていた作業とプログラムに任せていた作業の2種類でしたが、この技術が浸透すればその中間くらいの作業がワークフローに組み込まれていくのかなと感じました。
しかし、久しぶりに blogを任されましたが 日記書くの大変ですよね
やはり、こういう事も AIにお任せしたいところです。
書き手には要点を箇条書きにすると文章を自動生成してくれるAI、
読み手には日記の全文を入力すると要点を箇条書きに抽出してくれるAI、
なんてどうでしょう?