今回はモチベーションの上げ方モーション編ということで
書いてみようと思います。
私は趣味でたまにお笑い芸人さんのライブを見に行きます。
芸人さんは誇張した動きをしてくださるので
モーション的にも時々気付かされるのですが、
先日はツッコミのポーズがとても印象的だという事に気が付きました。

まさにこんな感じで、左腕以外は普通に直立してても、
左手を開いて横に向けるだけで「ツッコミ感」が出てきますよね。
これは恐らく、舞台で客席に体を向けつつ
少ない動きですばやく打撃を与えられるポーズであり、
これを受けるボケが大きな動きをする事で
緩急による笑いを表現できるのではないかと考えました。
つまりこのポーズは、ツッコミという笑いに必要な事を全て行っている
完成されたポーズなのでは無いかと考えました。
仕事は違ってもプロが作った面白いものは必ず深い意味があり、
それを感じるたびに身が引き締まります。
今回は、笑いつつ引き締まったことで仕事のやる気にも繋がりました。
以上が私のモチベーションが上がったお話です。
今回はモーション編ということで、せっかくなのでバイキングの
別のモーションマンにも話を聞いてみました。
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まじかると同い年のHさん。
モーションの髭の方、ハギです。
私は最近プロレスにハマりだしました。
プロレスはただ試合を行うだけでなく
会場を盛り上げるために技の動作をダイナミックに大きく見せたりするので
技ひとつひとつがとても見映えのいい動きになっています。
打撃1つ取っても、予備動作や技の振り、動きの派手さなど
ほかの格闘技とだいぶ違ってとてもダイナミックで
すごい選手に至っては、最早ゲームキャラクターのアクロバティックさです。

ゲームのアクションもシンプルな動きではなく、見栄えが良いものにしたいので
プロレスの魅せ方はとても参考になりますし、なにより見てて気持ちがいいです。
やっぱりダイナミックな動きを見るとモチベ上がりますね!
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ベテランモーションマンの小寺さん
モチベーションとしては仕事中の音楽ですかね。
自宅ではスマートスピーカーで家中どこでも音楽三昧な環境ですが、
仕事場ではBluetoothヘッドフォンと聴き放題サービスの合わせ技が最強。
アニソンやゲーム音楽ばかりヘビロテしています。
なぜアニソンやゲーム音楽が中心かというと、
その意図がわかりやすいものが多いからです。
「速い」「遅い」みたいに単なるスピード感だけでなく、
「冷たい」「暖かい」「鋭い」「硬い」「柔らかい」みたいな
音色の持っている感触もシンプルに伝わってくるのが良いです。

実際にモーション作業中・・・とりわけカメラ演出のあるものは
感触というかノリが大事なので、その内容に応じて想い起こす音楽などを
わざわざチョイスして作業BGMとするときもあります。
イメージの根本を支えつつ、悩みや迷いによる手元の失速を
音楽でアゲるのが自分流モーション術。
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みなさん色んな方法でモチベーションを上げているみたいですね。
私もひとまずリフレッシュ目的で、色んな事をやってみようと思います。