2019年09月10日

アウトドア部活動報告

こんにちは、デザイナーの三浦でございます。
今回は私が部長をしている社内部活動「アウトドア部」の活動報告を行います。

ここ1〜2年は、諸々の事情により活動をしていなかったので
我がアウトドア部について軽く紹介させて頂きます。

部活としての目的は「普段のお仕事でために溜め込んだ運動不足を解消する事」。

部活結成初期の頃は高尾山の登山に始まり、
富士山の登山を行うなど体力の限界に挑戦。
廃部の危機が訪れたもののなんとか乗り越え、
今回は勢いに乗って部活動の再開と相成りました。

いままでの登山から趣向を変えて「1泊キャンプ」を行う事とし、
「夏の奥多摩、氷川キャンプ場にて男だらけの1泊2日キャンプ」を敢行!

結論としては「キャンプは最高!」という答えに至り、
何が最高だったのか? 記憶と写真にて報告を行いたいと思います。

★目的地:氷川キャンプ場
今回訪れたのは奥多摩にある氷川キャンプ場
会社と目的地の距離感はこのような感じです。

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参加者はプログラマー2名、デザイナー2名、プランナー1名。

氷川キャンプ場は予約無し、現地での先着順で宿泊が確定できるキャンプ場。
受付は朝8時半から。キャンプ場の周辺の道路にて開場待ちは禁止。
受付開始時間に間に合うように行動する為、私とプログラマーIさんで車を出し、
プログラマーSさんを抜いた4名で午前4時に上石神井駅前に集合し、
高速を使わない下道で現地へ。
Sさんは自宅から自転車にて現地入りの予定。
自転車・・・・運動が不足している事は全く無いと思われる。

途中、早朝でも開店しているラーメン屋に寄りつつ、
のんびり移動するも現地に7時前に到着してしまい、
奥多摩駅付近のコインパーキングに車を止め時間を潰す。

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キャンプ場のすぐそばにある奥多摩駅と近くにあった橋のからの眺望。

奥多摩駅から少し歩いた所にある橋へ。 
川に沿って吹いている風は夏のものとは思えないほど涼しい。
太陽は山に遮られて直接光が我々に降り注ぐことはなく、
山肌に麗しのモルゲンローテを発現させていた。

8時前には駐車場に車を入れられるようになったが、
受付は8時半から、受付開始まで並んで待つ。

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企画のT君(左)とプログラマーのI(右)さん
麦わら帽子が夏らしさとノスタルジーを増幅させる。
「虫あみを持ってほしい」口には出さず心の中で思う。

無事に受付を済ませ、テントサイトへと移動。
山の斜面を数分下るとテント場へ。
大勢の先客がおり、それぞれ思い思いのキャンプを過ごしている。

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拠点を設営する場所は、川の側だが砂と石が一段高く積まれている場所を選択。
天気予報ではほぼ晴れだったような記憶があったが
突然の豪雨による鉄砲水に備える。 

まずは男性4人が一緒に寝るであろうテントから設営開始。
テントの窓がとても小さく内部の空気すらも熱い夜になる事が予想される。

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無事に拠点の設営が完了。
(左から企画のT君、デザイナーのI君、
プログラマーのIさん、私、プログラマーのSさん)

覆いのような巨大な布はタープと言って私の私物。
写真では見えにくいがメンバーの後ろにある緑色の小さいテントも私の私物。
タープの下にあるテーブルも私物。
そう、今回のキャンプは私の私物のテストも兼ねているのである。

それにしても部長の私よりも写真中央のIさんのリーダー感が凄い。
私に至っては普段なら絶対にしない「うちの娘のピースのポーズ」を
無意識で行ってしまった。 
気づいた時は後の祭り。キャンプがそうさせたのだ。

さて、テントが設営できたらまずは「火」を起こす。

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キャンプと言えば「火」。「火」と言えばキャンプ。
ここはキャンプ場としては数少ない
「地面で火を起こしてよい直火OKのキャンプ場」。
キャンプ場を選ぶ際にはこの点に特に力を入れた。

なんとなく小腹が空いて来たのでとりあえず焼きそばを作る事となった。


焼きそばを作って食べるが、「とりあえずビール」という事で、
持ってきたとっておきアイテムのビールを早々に飲んでしまう。

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未成年がいるような若々しいキャンプではこうはいかない。
タープを張っているとは言え、太陽の光と地面からの反射の熱に挟まれた
灼熱の状況下で飲む冷えた麦酒。
この状況下で飲む麦酒程、
心と胃に幸福感を運んで来る液体は存在しないと思った。

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炭火は火が通るのが早く想定していたよりも素早く美味しい焼きそばが完成。
急遽用意したコールマンの折りたたみテーブルの柄が想像していたよりも可愛い。
四十を超えたおっさんが感じる可愛さ。
女子高生なら可愛さで脳みそが溶けるのではないだろうかと思う。

麦酒が進んでしまった結果、ここから夜飯の準備まで何をしていたのかあまり
よく覚えていないが、早々に麦酒がなくなり、追加を購入する為に、
キャンプ場から歩いて5分くらいの「スーパーおがわ」に
行ったことは覚えている。

崩壊直前のソ連のマーケットかと思うほど店内の商品はまばら。
奥多摩地域の普段の人口密度の低さを感じた。
酔っていた為、写真を撮るのを忘れる。

次に記憶があるのは「肉を焼いている光景」。

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男5人分をこの網だけで焼く。網はこれで十分な大きさだった。
Iさんが用意してくれていた肉。予め切られていたお野菜。
私もラム肉を持ってきた。 このアルミホイルはニンニクを包んで焼いている。

そしてアウトドア部設立当初からの悲願であった「飯盒で炊いたご飯」。

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全くの素人なので、
途中で蓋を開けてしまったが、そんな事は全く関係無い程の旨さ。
辛めの焼き肉のタレとご飯の最強の組み合わせ。糖質てんこ盛り。
そんな事気にするような野暮な奴はアウトドア部にはいない。
まだこの時間の気温は暑い状態だが、そんな事忘れるくらい食べ物が美味い。
これこそアウトドア部の活動の醍醐味なのではないだろうか。

この時の正確な時刻は分からない。
時間の進み方が異様に遅かったという事だけは強く印象に残っている。

人は初めての事象、環境下においては脳が新しい情報を認識していく過程で
時間の進みを遅く感じるという事があるとテレビで見た事がある。

普段どれだけ同じようなルーチンで生活しているのか。
最近物覚えが悪くなってきたので、少しでも脳みそを活性化させる為に
「時間を遅く感じる事」を積極的に生活に取り入れて行く必要性を強く感じた。

食事が終われば次はお風呂。
キャンプ場から10分弱くらい歩いた所にお風呂があることはリサーチ済み。
徐々に暗くなってきているので、「さっさと風呂に行こう」という空気になる。

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この地図には描かれていなかったが吊り橋がある。

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写真ではわからないがかなり暗くなってきている。
そう、キャンプの醍醐味である「火」を味わえる
もう一つの要素である「夜」がやってきた。

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ランタンのありがたさを感じるショット。
火はテントに燃え移るので少し離れた所にある。

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この空気感。UE4ではなかなか出ないテイストである。
UE4で表現される黒は潰れやすい。
レンダラーのせいかモニターのせいか。
そんな話は自然の前ではどうでも良い。

そしてこの時も酔っていたので風呂屋の外観の写真を撮り忘れる。
風呂からの帰りI君が撮影してくれたキャンプ地。

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焚き火、ランタン等の明かり。一つ一つの明かりに幸せと
若者のウェ〜イが存在しているような気がするがよく覚えていない。

勝手な思い込みかもしれないが、テント場に隣接しているコテージに
いる方々の方がウェ〜イ感が強く、テントは家族連れ、単身、
ぼくとつな野外活動系サークルの青年といった牧歌的な雰囲気だった。

隣のテントにいたご家族は相当キャンプ慣れしているのか、テントの設営、
虫を追い払うための線香設置、洗濯物を干す道具等の設置がとても早く

家長である父親の行動の素早さに心が奪われた。

そしてお風呂から帰り、自分のテントに入った所で完全に記憶が無くなる。
午前4時に集合という事で
自宅を2時半に出発した事でほぼ寝ていなかった為寝落ち。

アウトドア部の仲間との「熱い夜」は華麗にスルー。
少し後悔したが健康第一。次の日は早く目覚めれば良いと思って全員が風呂から
帰ってくる前に早々に寝てしまったのである。
そしてこれがとある悲劇につながる。

次の日の早朝、早々に起床し周囲を散策。

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空は明るいが太陽はまだ見えない。 山に遮られている。
テント場はひっそりとしており、所々起き出したキャンパーが
焚き火を起こし始め煙が上がっている。
まだ静かな為、釣り人がちらほら。 
川の中を見ると沢山の川魚が泳いでいるようで、キラキラと光っていた。

ひとしきり周囲の散策を終え、自分たちの拠点に戻り、
いつか使ってやろうと思って大事にしてきたアウトドア用マグカップを
取り出し、とりあえず水を飲む。 

なぜ水なのか? そう、コーヒーを持ってくるのを忘れていたのである。
この時、自分の周囲をブンブンとコバエのような昆虫が飛んでいた。
手で追い払うもしつこくまとわりついてくる。
後で調べてわかったのだが、それは小さな悪魔「ブヨ」であった。

組んでいた左足、ハーフパンツを履いているのでスネにポツポツと
血の跡がついてくる。 針で刺したような痛さ。
あとで数えたら左スネだけで7箇所。右足で3箇所。腕1箇所。
合計11箇所もブヨにやられる。
このときはブヨだと気づかず大したことが無いと思っていた。

後日談だが、このブログを書いている時点でキャンプから1週間程立っている。
現在でも激しくかゆい。
キャンプから戻ってきて2日目、
左スネが腫れ上がり、立つこともままならなくなる。
「小さな悪魔」とは言ったものである。
今度からブヨ避けの線香を大量に買っていこうと思う。良い勉強になった。


話を元に戻そう。
水を優雅に飲んでいる時にふと気になって漢4人のテントを覗いてみた。

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寝心地はどうだったのだろうか? 
後で聞いた所によると「空気があつかった」、「ちょうどよかった」、
「狭かった」、「下に柔らかいマットが必要だ」等色々な参考になる意見が出た。

5〜6人用のテントだったが、想定よりも少ない4人でも狭かった様だ。
夏の熱い盛に漢6人で寝たらどうなってしまうか。
江戸間の6畳のような詐欺的で文化的な表現でテントの5〜6人表記なのだろうか。
ちなみに、テントを覗いた私の第1印象は
「ジョンソンビルのウィンナー」だった。

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そうこうしているうちに皆も徐々に起き出し朝ごはんを用意する事になった。 

メニューは「昨夜食べきれなかった残りのお肉」
そう、朝からガッツリとお肉なのである。

自然の中にいると、
ワイルドな本性が目覚めるのか朝食に肉でも全く気にならない。
「最近肉の油がだめになってきて・・・」などと言っていた自分が恥ずかしい。

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もはやテーブルで優雅に食べるなんて思いもつかない。
その場で焼けたものをドンドン食うのである。

一部生焼けの野菜であったり、焦げかけた肉であったりしてもすべて美味い。
大自然の中で食べる食物の美味しさよ。

今書いていて気が付いたが、
運動不足解消の為の部活だったはずだが、気温が熱いことで
体力を使った部分はあったものの運動は全然していない。

むしろ食べすぎている。

暑かった、食い物がうまかった事にフォーカスする内容になってしまった。

そんなこんなで、1泊2日のキャンプも無事に終わり、
一部虫に食われたものの、全体としてみたら
「大成功」と言って良いのではないか。

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ひとしきり食事を終え、設営した拠点をたたみ、早々に家路についたのだった。

Sさんだけは自転車で奥多摩めぐりをしてから帰ったとの事。
無尽蔵の体力。アンリミテッド。

ゲーム会社のブログなのに
ゲームに関する事が全く出てこない回になってしまいましたが、
「Bykingの部活動」の内容はしっかりと紹介できたかと思うので報告は以上です。

ご清聴ありがとうございました。
posted by byking at 17:59| クラブ活動